恋愛において、男性には積極性が必要だ。
自分からアプローチする。
自分からデートに誘う。
自分から気持ちを伝える。
もちろん、それも大切なことだと思います。
しかし、私はもう一つ、男性に必要なものがあると思っています。
それは、
「しない勇気」
です。
何をしないのか?
今回お話しするのは、以前、私がお付き合いしていた女性との温泉旅行での出来事です。
ちょっとプライベートな話になりますが、40代・50代男性の皆さんに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
男の魅力は、何かをしてあげることだけではありません。
あえて何もしないことで、相手への思いやりが伝わることもあるのです。
楽しみにしていた温泉旅行。その1週間前に彼女がギックリ腰に!
以前、お付き合いしていた女性と、2泊3日の温泉旅行に行く約束をしました。
二人とも楽しみにしていた旅行です。
ところが、旅行の1週間ほど前のこと。
なんと彼女が、ギックリ腰になってしまったのです。
ギックリ腰といえば、ひどい場合には動くことさえつらくなるもの。
さすがに旅行は無理だろうと思い、私は彼女に尋ねました。
「旅行、キャンセルしようか?」
すると、彼女から意外な返事が返ってきました。
「温泉で腰も温めたいし、お医者さんからも3日〜5日安静にしていれば治ると言われたから、行きたい!」
正直、少し気が引けました。
本当に大丈夫なのだろうか?
無理をさせて、かえって悪くなったらどうしよう?
そんな心配もありました。
しかし、彼女自身が旅行を楽しみにしていて、どうしても行きたいと言うのです。
そこで、
「じゃあ、当日まで様子を見て、腰の調子が大丈夫そうなら行こう。」
ということになりました。
もちろん、腰の状態によっては無理をせず、旅行を中止するつもりでした。
そして旅行当日。
幸いにも、彼女の腰の痛みはほとんどなくなっていました。
こうして、予定どおり温泉旅行へ出かけることになったのです。
2泊3日の温泉旅行。でも、私は何もしなかった
彼女とは、すでにお付き合いしている関係です。
いわゆる「男女の仲」でもありました。
そして今回は、2泊3日の温泉旅行。
普通に考えれば、二人で親密な時間を過ごすことも想像するでしょう。
しかし、今回の旅行では、私はそういった行為を一切しませんでした。
理由は単純です。
「腰を痛めたばかりなのに、さすがにそれはないだろう。」
そう思ったからです。
いくら痛みがほとんどなくなったとはいえ、ギックリ腰を患った直後です。
普段どおりに動けるようになったからといって、完全に回復したとは限りません。
せっかく良くなってきた腰に、余計な負担をかけたくありませんでした。
もちろん、彼女がどう思っているのかは分かりません。
「何もしてこないなんて、私に魅力を感じなくなったのかな?」
そんなふうに思われる可能性だって、ないとは言い切れません。
かといって、
「腰が悪いから、今日は何もしないからね!」
などと、わざわざ宣言するのもどうかと思いますし……(笑)
結局、私は特に何も言わず、彼女と温泉や食事を楽しみ、2泊3日の旅行を終えました。
私にとっては、ごく自然な判断だったのです。
帰宅後、彼女から届いた思いがけないLINE
旅行から帰宅した後、彼女からLINEが届きました。
そこには、こんな内容が書かれていました。
「今日はありがとうございました。
そういう行為があるのかな?と思っていましたが、私の体を気遣ってくださって、本当にありがとうございました。
腰も温まって、良くなった気がします(笑)
でも、〇〇さんが私を気遣ってくれた気持ちが、一番うれしかったです。
今度お会いしたときは、いっぱい頑張りますね♡」
※当時のやり取りを、読みやすいように一部整えています。
これを読んだ私は、少し驚きました。
私としては、特別なことをしたつもりはありません。
腰を痛めたばかりの女性に、無理をさせるようなことはしたくない。
ただ、それだけだったのです。
しかし、彼女にとっては、その判断がとてもうれしかったようです。
私が「しなかったこと」が、彼女にとっては大きな思いやりとして伝わっていたのです。
正直、ちょっとうれしかったですね(笑)
後日、彼女から聞いた元彼の話
その後、彼女から、以前お付き合いしていた男性について聞く機会がありました。
その男性は、彼女より一回りほど年上だったそうです。
彼女は、こんな話をしてくれました。
「以前付き合っていた男性は、私の体調をあまり気遣ってくれなかったんです。
体調が悪いときでも、生理中でも、そういうことを求めてくる人でした。
だから今回、〇〇さんが何もしてこなかったことが、すごく紳士的に感じたんです。」
私は、この話を聞いて考えさせられました。
もちろん、すべての男性がそういうわけではありません。
そして、男性だから、女性だからという理由だけで、考え方を決めつけることもできません。
しかし、少なくとも彼女は、過去の交際で、自分の体調を十分に尊重してもらえなかったと感じていたのです。
だからこそ、今回の私の行動が、より印象に残ったのでしょう。
相手が望んでいないときに、無理に求めない。
私にとっては当たり前のことでしたが、彼女にとっては、安心できる大切な出来事だったようです。
男性が思っている以上に、女性の体調は繊細なことがある
ここで、40代・50代男性の皆さんに考えてほしいことがあります。
それは、相手の体調についてです。
男性と女性では、身体的な特徴に違いがあります。
また、同じ女性でも、体調や痛みの感じ方には大きな個人差があります。
例えば、生理中の体調。
ほとんど普段と変わらず過ごせる女性もいれば、強い痛みやだるさを感じる女性もいます。
また、今回のように腰を痛めた場合も、本人が「もう大丈夫」と感じていても、動き方によっては負担がかかる可能性があります。
大切なのは、
「これくらい大丈夫だろう」と、男性側が勝手に判断しないこと。
です。
そして、もう一つ。
女性が体調不良を訴えているときに、
「そんなに痛いの?」
「少しくらい大丈夫でしょ?」
と、軽く扱わないことです。
本人がつらいと言っているなら、その言葉を尊重する。
無理をさせない。
必要なら予定を変更する。
私は、これが大人の男性としての基本的なマナーだと思っています。
なお、ギックリ腰の回復や温泉入浴の適否は症状によって異なります。今回の体験は、温泉で腰痛が治ることを示すものではありません。旅行や入浴は、本人の症状と医師の指示を優先してください。
「何もしない」と「女性を大切にしない」は、まったく違う
ここで、誤解してほしくないことがあります。
今回、私が何もしなかったのは、彼女に魅力を感じなかったからではありません。
むしろ、彼女のことを大切に思っていたからです。
体調が悪いときには、無理をさせたくない。
痛みがぶり返すようなことは避けたい。
せっかくの旅行なのだから、安心して楽しんでほしい。
そんな気持ちでした。
つまり、
「何もしない」という行動にも、相手への愛情や思いやりが込められていることがあるのです。
もちろん、何もしなければ必ず女性から信頼される、という話ではありません。
相手によって考え方も違います。
大切なのは、二人の気持ちや体調を尊重すること。
相手が不安に思っているようなら、きちんと言葉で伝えることも必要でしょう。
恋愛において、相手を大切にする方法は一つではありません。
40代・50代男性に必要なのは、自分の欲求をコントロールする力
若い頃は、恋愛に対して積極的であることが魅力だと考えていた男性もいるでしょう。
自分から誘う。
自分から気持ちを伝える。
自分から距離を縮める。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。
しかし、40代・50代になった今だからこそ、もう一つ身につけてほしいものがあります。
それは、
自分の欲求よりも、相手の気持ちを優先できる余裕です。
例えば、女性とデートをしているとき。
もう少し一緒にいたい。
もう少し距離を縮めたい。
そんな気持ちになることもあるでしょう。
しかし、女性が疲れている。
明日は朝から仕事がある。
体調があまり良くない。
そんなときに、自分の希望ばかり押し通してはいけません。
「今日は早めに帰りましょうか。」
「無理しないでくださいね。」
そう言える男性であってほしいと思います。
そして、性的な行為については、交際している相手であっても、お互いの意思を尊重することが大前提です。
恋人だから、応じてくれて当然。
そんな考え方は捨ててください。
恋愛は、自分の欲求を満たすためだけのものではありません。
相手にも気持ちがあり、体調があり、その日の事情があります。
それを理解できることが、大人の男性の魅力だと思っています。
「しない勇気」は、女性との信頼関係を深めることがある
今回の温泉旅行で、私は特別なプレゼントをしたわけではありません。
高価なものを買ってあげたわけでもありません。
何か大きなサプライズを用意したわけでもありません。
ただ、彼女の体調を考えて、無理なことをしなかった。
それだけです。
しかし、その行動が、彼女にとってはうれしい出来事になりました。
私は、この経験から改めて感じました。
女性から信頼されるために、いつも何かをしてあげる必要はない。
ということです。
むしろ、相手が望んでいないことをしない。
無理をさせない。
自分の気持ちを押し付けない。
そんな行動の積み重ねが、信頼につながることもあるのです。
もちろん、今回の彼女の反応が、すべての女性に当てはまるわけではありません。
しかし、少なくとも私たち二人にとっては、相手を思いやる気持ちを確認できた出来事でした。
恋愛塾が考える「本当の紳士」とは?
私は、紳士的な男性とは、必ずしも高級なスーツを着ている男性や、女性を高級レストランに連れて行ける男性のことではないと思っています。
女性が困っているときに、自然と手を差し伸べられる。
女性が疲れているときに、無理をさせない。
女性が嫌がっていることを、無理に押し通さない。
そして、自分の欲求よりも、相手の気持ちを尊重できる。
そんな男性です。
特に、40代・50代男性が年下女性とお付き合いする場合、人生経験や経済力の違いがあることも多いでしょう。
だからこそ、年上という立場に甘えず、相手を対等な大人として尊重する必要があります。
男の余裕とは、女性を自分の思い通りにすることではありません。
自分の気持ちをコントロールし、相手を大切にできることです。
私は、そう考えています。
まとめ|「しない勇気」も、大人の男のマナー
今回お話ししたのは、以前お付き合いしていた女性との温泉旅行での実体験です。
旅行の1週間前に、彼女がギックリ腰になった。
幸い、当日には痛みもほとんどなくなり、予定どおり旅行へ行くことができました。
しかし、私は彼女の体調を考えて、性的な行為は一切しませんでした。
私にとっては、ごく自然な判断でした。
ところが、帰宅後に彼女から届いたLINEには、私の気遣いに対する感謝の言葉が書かれていたのです。
この経験を通して、改めて思いました。
女性を大切にするということは、何かをしてあげることだけではない。
あえて何もしないことも、立派な思いやりなのです。
40代・50代男性の皆さん。
好きな女性と一緒にいるとき、自分の気持ちばかりを優先していませんか?
相手の体調や気持ちを、きちんと考えていますか?
恋愛に積極性は必要です。
しかし、ときには一歩引くことも必要です。
そして、私はこう思っています。
「しない勇気」を持てる男性こそ、本当の意味で女性を大切にできる男性ではないでしょうか。
最後に、恋愛塾から一言。
男の価値は、何をしたかだけでは決まりません。
相手を思いやって、何をしなかったか。
そこにも、大人の男の魅力が表れるのです。


コメント