女性と並んで歩くとき、あなたはどちら側を歩いていますか?
車道側?
建物側?
それとも、そんなことは意識したこともないでしょうか?
実は、こうした何気ない行動やしぐさが、女性の印象を大きく変えることがあります。
食事のとり方。
飲食店での店員さんへの態度。
ちょっとした一言。
女性に対する気遣い。
自分では何とも思っていない行動が、相手を幻滅させることもあれば、反対に、思いがけず好印象につながることもあるのです。
今回は、以前、私が実際に経験した出来事をご紹介します。
ちょっと自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんが(笑)、40代・50代男性の皆さんに、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
女性の心を動かすのは、高価なプレゼントや気の利いた口説き文句だけではありません。
何気ない一瞬の気遣いが、相手の心に残ることもあるのです。
① 15歳年下の女性と歩いていたときの出来事
以前、仕事を通じて知り合った女性と、一緒に歩く機会がありました。
彼女は私より15歳ほど年下。
仕事上の知人であり、恋人関係でもなければ、いわゆる男女の仲でもありません。
お互いに、そういう関係を意識したこともありませんでした(笑)。
ある日、仕事の用事でタクシーに乗り、目的地に到着しました。
タクシーを降りて、二人で歩き始めたときのことです。
そこは住宅街の中にある、歩道のない狭い道路でした。
彼女が私の一歩前を歩き、私はその少し後ろを歩いていました。
すると、後方から車が近づいてきたのです。
私は、彼女の肩に後ろからそっと手を当て、車から離れる方向へ誘導しました。
そして、彼女を道路の左側へ。
自分は右側、つまり車が通る側へ移動しました。
ただ、それだけのことです。
私にとっては、いつもどおりの行動。
特別に意識したわけでもありません。
「女性に格好いいところを見せよう!」
などという気持ちは、まったくありませんでした。
ところが、この何気ない行動が、彼女の気持ちを大きく動かしたようなのです。
② 「不覚だ……。ちょっと好きになりかけた」
しばらく歩いていると、彼女が何やらブツブツと言い始めました。
「不覚だ……。」
「一瞬とはいえ、〇〇さんにドキッとしてしまった……。」
「ちょっと好きになりかけた……。」
私は、何のことかさっぱり分かりません。
「え? 何のこと?」
と尋ねました。
すると彼女が、少し興奮気味に説明してくれました。
「さっきのですよ!」
「私の肩に手を当てて、〇〇さん、道路側を歩いたでしょ!」
「あれが一瞬、ドキッとしたんですよ!」
「しかも、よく見たら車が来ていて、私を守ってくれた感じじゃないですか!」
ああ、そのことか!(笑)
私はようやく理解しました。
「いや、ごめん。普段からやっているから、無意識なんだよね。ごめん、ごめん(笑)」
すると彼女は、
「……。」
「あれを無意識でやるのは反則ですよ!」
「ドキッとしちゃったじゃないですか!」
「しかも、〇〇さんに……不覚だ!」
とのこと。
いやいや、ちょっと待ってください。
「不覚」って、どういう意味ですか?(笑)
私にドキッとすることが、そんなに不本意なのか?
少しカチーンときましたが(笑)、彼女が本当に驚いていたことは伝わってきました。
私からすれば、ただ車が来たので、彼女が危なくないように位置を変えただけ。
それが彼女にとっては、思いがけない出来事だったようです。
③ その後、彼女から食事やデートに誘われるようになった
この出来事の後、彼女との関係に少し変化がありました。
それまで彼女からプライベートな食事に誘われることは、ほとんどありませんでした。
ところが、その後、彼女のほうから食事やデートのお誘いを受けるようになったのです。
もちろん、あの道路での出来事だけが理由だったのかどうかは分かりません。
しかし、彼女自身が「あのときドキッとした」と話してくれたことは事実です。
何度か一緒に食事をする機会もありました。
ただ、私たちは仕事を通じた関係です。
お互いの立場や、その後の仕事への影響も考える必要があります。
そのため、恋愛関係へ進むことはせず、一定の距離を保つようにしました。
この経験を通じて、私は改めて感じました。
女性の心を動かすのは、必ずしも特別な演出ではない。
日頃の何気ない気遣いが、思いがけない形で伝わることもあるのだと。
④ なぜ、車道側を歩いただけで女性はドキッとしたのか?
ここで、少し考えてみましょう。
私がしたことは、とても単純です。
車が近づいてきた。
女性が車に近い位置を歩いていた。
危ないと思ったので、車から離れた位置へ誘導した。
そして、自分が車の通る側へ移動した。
それだけです。
しかし、彼女はその行動に驚き、好意的に受け止めてくれました。
なぜでしょうか?
これは私の推測ですが、いくつか理由があると思っています。
言葉ではなく、行動で気遣いが伝わった
「私は女性を大切にしています。」
「レディーファーストを心がけています。」
そんなことを口で説明するのは簡単です。
しかし、実際に行動できるかどうかは別問題。
今回の私は、何かを説明したわけではありません。
ただ、自然に行動しただけです。
その行動から、彼女は「守ってくれた」と感じたのでしょう。
格好つけようとした行動ではなかった
もし私が、
「危ないから、俺が車道側を歩くよ!」
と大げさにアピールしていたら、どうだったでしょうか?
もちろん、それでも気遣いは伝わったかもしれません。
しかし、彼女が驚いたのは、私が何も意識せず、自然に行動したことだったようです。
気遣いをアピールするのではなく、気遣いが自然に行動へ表れる。
そこが印象に残ったのではないかと思います。
予想していなかった一面が見えた
彼女にとって、私は仕事上の知人でした。
年齢も15歳ほど上。
それまで恋愛対象として意識したことはなかったのでしょう。
だからこそ、何気ない行動から、それまで知らなかった一面を感じたのかもしれません。
人の印象は、普段の小さな出来事によって変わることがあります。
今回の経験は、まさにそんな出来事だったのだと思います。
⑤ 私のレディーファーストの原点は、父親の教えだった
では、なぜ私は、こうした行動を無意識にするようになったのでしょうか?
実は、思い当たることがあります。
それは、子どもの頃の父親の教えです。
私の父は、現在80歳を超えるおじいさんです(笑)。
戦後間もない時代に生まれた、いわゆる昭和の男。
昔ながらの価値観を持っていて、
「男は厨房に立つな!」
「女は一歩後ろに下がれ!」
といった考え方を口にすることもある人でした。
今の時代には、ちょっと合わない考え方もありましたね(笑)。
ところが、そんな父が、よく冗談交じりに言っていた言葉があります。
「男は、レディーファーストの精神がなきゃダメだ!」
そして、こう続けるのです。
「だから、お母さんを大切にしなさい。」
要するに、
「母親の言うことをちゃんと聞け!」
という教育だったのかもしれません(笑)。
今思えば、少し矛盾しているようにも感じます。
しかし、子どもの頃から何度も聞いていたその言葉が、私の中に残っていたのでしょう。
「三つ子の魂百まで。」
まさに、そのとおりなのかもしれません。
父親から教わったレディーファーストの精神が、いつの間にか私の行動の一部になっていたのだと思います。
⑥ レディーファーストとは、女性を特別扱いすることではない
ここで、一つ誤解してほしくないことがあります。
私は、女性だから何でも優先しなければならないとは思っていません。
男性が必ず我慢しなければならないとも思っていません。
また、女性を守るという言葉を理由に、女性を弱い存在として扱う必要もありません。
私が考えるレディーファーストとは、
相手の立場を考え、自然に気遣いができること。
です。
例えば、
女性が重そうな荷物を持っていたら、手伝いが必要か尋ねる。
飲食店に入るとき、相手が通りやすいようにドアを押さえる。
寒そうにしていたら、室温は大丈夫か聞いてみる。
歩く速度が違えば、相手のペースに合わせる。
どれも特別なことではありません。
そして、こうした気遣いは、女性に対してだけでなく、男性や年配の方、子どもに対しても大切なことです。
相手を思いやる気持ちが、自然に行動へ表れる。
私は、それが本当のレディーファーストの精神だと思っています。
⑦ 女性と歩くときは、車道側を意識してみよう
さて、今回のテーマである「車道側を歩く」という行動について、少し具体的にお話しします。
歩道のない道路や、車が近くを通る場所では、相手の安全を意識することが大切です。
例えば、女性と二人で歩いていて、車が近づいてきた。
そんなときは、
「車が来ていますよ。少しこちらに寄りましょうか。」
と声をかける。
必要なら、安全な場所で車が通り過ぎるのを待つ。
そして、二人が安全に歩ける位置を選ぶ。
こうした気遣いをしてみてください。
ただし、ここで注意点があります。
男性が車道側を歩けば、必ず安全になるわけではありません。
道路の状況によっては、二人とも車から離れた場所へ移動したほうが安全です。
また、相手の肩や体に突然触れることを、不快に感じる人もいるでしょう。
今回の私の経験では、彼女が好意的に受け止めてくれました。
しかし、それがすべての女性に当てはまるわけではありません。
普段は声をかけて、安全な方向へ誘導することをおすすめします。
大切なのは、車道側を歩くという形だけを真似することではありません。
相手が危険な思いをしないように、周囲へ気を配ること。
それこそが、本来の目的です。
⑧ 女性の心を掴もうとして、気遣いを演出してはいけない
今回の記事を読んで、
「なるほど! 次のデートでは絶対に車道側を歩こう!」
と思った男性もいるかもしれません。
もちろん、周囲の安全に気を配ることは良いことです。
しかし、私は一つだけ伝えておきたいことがあります。
女性に好かれるためだけに、気遣いを演出しないでほしい。
ということです。
例えば、女性が見ているときだけ店員さんに丁寧に接する。
女性がいるときだけ、困っている人を助ける。
女性に褒められたいから、わざとらしくレディーファーストをアピールする。
これでは、本当の意味での気遣いとは言えないでしょう。
私は、女性が見ていないところでも、同じように行動できる男性であってほしいと思っています。
店員さんにも丁寧に接する。
困っている人がいれば、できる範囲で手を差し伸べる。
約束したことは、きちんと守る。
相手の立場を考える。
そうした日頃の行動が、その人の人間性を作っていくのではないでしょうか。
女性の心を掴むために気遣うのではなく、気遣いのできる男性になる。
私は、その違いが大切だと思っています。
40代・50代男性が目指すべきは「自然に気遣える男」
40代・50代になると、若い頃よりも人生経験が増えます。
仕事でも、さまざまな人と接してきたでしょう。
家庭や人間関係の中で、多くの経験を積んできた方もいると思います。
だからこそ、私は大人の男性には、そうした経験を人への気遣いに活かしてほしいのです。
年齢を重ねたから偉いわけではありません。
経済力があるから魅力的なわけでもありません。
女性経験が豊富だから、女性の気持ちが分かるわけでもありません。
大切なのは、
目の前の相手を、どれだけ大切にできるか。
ということです。
そして、その気持ちを特別なときだけではなく、日頃から行動に移せるかどうか。
今回、私が経験した出来事は、ほんの一瞬のことでした。
しかし、その一瞬が、彼女の中で私を見る目を変えるきっかけになったようです。
もちろん、女性の感じ方は人それぞれです。
同じ行動をしたからといって、必ず好意を持ってもらえるわけではありません。
それでも、相手を思いやる行動には、人間関係を良くする力があると私は思っています。
まとめ|女性の心を動かすのは、何気ない一瞬の気遣い
今回お話ししたのは、仕事上の知人だった15歳年下の女性との出来事です。
タクシーを降りて、住宅街の狭い道路を歩いていた。
後ろから車が近づいてきたので、彼女を車から離れる方向へ誘導し、自分が車道側へ移動した。
私にとっては、ごく自然な行動でした。
しかし、彼女はその行動にドキッとしたそうです。
そして、その後、彼女から食事やデートに誘われるようになりました。
この経験から、私が改めて感じたことがあります。
女性の心を動かすために、特別なことをする必要はない。
普段の何気ない行動にこそ、その男性の魅力が表れる。
ということです。
私が子どもの頃、父親から教わった「レディーファースト」の精神。
それが、長い年月を経て、自然と自分の行動に表れるようになっていたのかもしれません。
もちろん、今から無理にレディーファーストを身につけようとする必要はありません。
まずは、目の前の女性を大切にすること。
相手の立場を考えること。
周囲の状況に気を配ること。
そんな小さなことから始めてみてください。
最後に、恋愛塾から一言。
女性に好かれるために、格好いい男を演じる必要はありません。
普段から人を思いやれる男になること。
そして、その気遣いが自然に行動へ表れるようになれば、あなたの魅力もきっと変わっていくはずです。
大人の男の魅力は、口説き文句ではなく、何気ない一瞬の行動に表れるのです。


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