40代男性が女性とデートをするとき、意外と悩むのがお金の問題です。
「40代なら全額奢るのが当然なのか」
「毎回奢らないと、ケチな男性だと思われるのか」
「女性が財布を出したら、本当に受け取っていいのか」
若い頃より収入が増えていたとしても、40代には住宅ローン、子どもの教育費、親の介護、自分の老後など、それぞれの事情があります。
独身だからといって、恋愛に際限なくお金を使えるわけではありません。
一方で、初デートから細かく割り勘にすれば、相手を大切にしていないように見えることもあります。
では、40代男性はどのように考えればよいのでしょうか。
私の考えは、単純です。
奢るか割り勘かだけで判断するのではなく、相手への配慮と、無理なく続けられる関係の両方を考えることです。
この記事では、40代男性が見栄を張らず、女性とも気まずくならないデート代の考え方を紹介します。
「奢る男性」と「割り勘の男性」の二択ではない
デート代の話になると、
「男性が全額払うべきだ」
「男女は対等なのだから割り勘でいい」
という二つの意見に分かれがちです。
しかし、実際の恋愛はそれほど単純ではありません。
収入、年齢、店を選んだ人、交際期間、相手との関係などによって、自然な支払い方は変わります。
大切なのは、どちらが正しいかを決めることではありません。
相手に嫌な思いをさせず、自分も無理をしない方法を見つけることです。
例えば、自分から高い店へ誘っておきながら、会計時にきっちり半額を要求する。
これは、相手にとって納得しにくいでしょう。
反対に、女性が何度も支払おうとしているのに、
「女に払わせるわけにはいかない」
と強く拒むのも、相手の意思を尊重しているとは限りません。
お金の払い方には、その人の価値観や人間関係に対する姿勢が表れます。
初デートでは男性が多めに払うのが無難
初デートでは、男性側が全額、または少なくとも多めに払う方法が無難だと私は考えています。
これは「男性だから必ず奢るべき」という意味ではありません。
まだ信頼関係ができていない段階で、会計時の細かなやり取りによって、せっかくの楽しい時間を台無しにしないためです。
特に男性から店を提案して誘った場合は、自分が選んだ店です。
相手がその価格帯を希望したとは限りません。
そのため、自分から誘った側が多めに負担するのは、自然な配慮ではないでしょうか。
ただし、無理をして高級店を選ぶ必要はありません。
初デートで重要なのは、店の金額ではなく、
- 落ち着いて話せる
- 清潔感がある
- 相手が帰りやすい場所にある
- 長時間の拘束にならない
- 会計で気まずくならない
という点です。
高級レストランで緊張しながら食事をするより、雰囲気のよい店で自然に会話できるほうが、お互いの人柄を知ることができます。
女性が財布を出したときはどうするか
会計時に女性が財布を出した場合、対応に迷う男性もいるでしょう。
ここで避けたいのは、
「いいから、いいから」
と大声で押し切ったり、
「じゃあ、4,380円ね」
と1円単位まで請求したりすることです。
私なら、最初は次のように伝えます。
「今日は私から誘ったので、ここは出します」
これで相手が「ありがとうございます」と言えば、そのまま支払えばよいでしょう。
それでも相手が支払いたいと言う場合は、
「では、次にお茶を飲むときにお願いします」
「それでは1,000円だけいただきます」
など、相手が負担を感じにくい形にします。
重要なのは、奢ることを自分の力の証明にしないことです。
また、女性が財布を出した行為を、
「本当は払う気がないのに形だけ出した」
と決めつける必要もありません。
相手の本心を勝手に推測せず、その場で気持ちよく終わる対応を選びましょう。
奢ったことを「貸し」にしてはいけない
男性がデート代を支払うこと自体に問題はありません。
問題になるのは、支払ったことによって見返りを求めることです。
「奢ったのだから、もう少し一緒にいてほしい」
「高い店に連れてきたのだから、好意を持って当然だ」
「何回も奢ったのだから、そろそろ付き合ってほしい」
こう考え始めると、デート代は好意ではなく取引になります。
女性からすれば、食事をごちそうになったことと、交際を受け入れることは別の話です。
奢るのであれば、その時間を一緒に過ごしてくれたことへの感謝として払う。
見返りを期待するのであれば、無理に奢らない。
この線引きは必要です。
支払った金額によって、相手の気持ちを買うことはできません。
高い店を選べば女性が喜ぶとは限らない
40代男性の中には、若い男性との違いを見せようとして、高級な店を選ぶ人もいます。
もちろん、記念日や特別な日に高級店へ行くことは悪くありません。
しかし、毎回高い店へ連れていけば、恋愛がうまくいくわけではありません。
相手が求めているのは、豪華な料理より、
- 自分の食の好みを覚えてくれている
- 苦手な食べ物を確認してくれる
- 駅から遠すぎない店を選んでくれる
- 店員に横柄な態度を取らない
- 会話を急かさず聞いてくれる
といった配慮かもしれません。
金額の高さと、相手を大切にする気持ちは同じではありません。
高級店へ連れていくことより、相手が心地よく過ごせる店を選ぶことのほうが大切です。
見栄を張ると交際が苦しくなる
最初の数回だけなら、少し無理をして高い店へ行くこともできるでしょう。
しかし、恋愛は一度のデートで終わるものではありません。
月に何度も会い、食事をして、ときには旅行へ行くこともあります。
最初に無理をしてしまうと、その水準を維持することが苦しくなります。
本当は余裕がないのに、高級車を借りる。
カードの支払いを気にしながら、毎回高い店へ行く。
収入や生活水準を実際以上に見せる。
このような関係は長く続きません。
交際が深くなってから本当の状況が分かれば、相手はお金がないことより、隠していたことに不信感を持つ可能性があります。
40代男性の魅力は、派手にお金を使うことではありません。
自分の収入と支出を理解し、無理のない範囲で相手を楽しませられることです。
デート予算は「1回」ではなく「1か月」で考える
デート代を考えるときは、一回の金額だけを見ないほうがよいでしょう。
例えば、1回の食事に2万円使うことができても、月に4回会えば食事だけで8万円になります。
そこに交通費、カフェ代、プレゼント代、旅行代などが加わります。
交際が始まってから慌てないように、自分が毎月無理なく使える金額を考えておくことが大切です。
ただし、予算額に一律の正解はありません。
収入が同じでも、住宅費、扶養家族、借入、貯蓄目標などによって使える金額は違います。
次の順番で考えると整理しやすくなります。
- 生活に必要な支出を確保する
- 返済や貯蓄を先に考える
- 残った範囲から交際費を決める
- その金額の中で会う回数と店を選ぶ
恋愛のために生活を壊してはいけません。
交際費を決めることは、ケチになることではありません。
相手との関係を無理なく続けるための準備です。
お金をかけなくても満足できるデートを持つ
デートというと、食事、ドライブ、旅行などを想像しがちです。
しかし、毎回お金のかかる予定を立てる必要はありません。
- 公園や街を散歩する
- 美術館や博物館へ行く
- 景色のよい場所へ出かける
- 気になっていた喫茶店へ行く
- 一緒に料理を作る
- 季節の催しを見に行く
このような過ごし方でも、二人で楽しむことはできます。
むしろ、お金を使わなければ会話が続かない関係なのか、何もない時間でも一緒に楽しめる関係なのかが分かります。
高価な体験を提供し続けることより、普通の時間を心地よく過ごせることのほうが、長い交際では重要になります。
交際が続いたら二人のルールを話し合う
初デートでは男性が支払ったとしても、交際後も永遠に同じ形である必要はありません。
関係が深まってきたら、二人に合う支払い方を考えればよいのです。
例えば、
- 食事代は男性、カフェ代は女性
- 誘った側が支払う
- 収入に応じて負担を分ける
- 旅行は二人で同じ金額を出す
- 共通のデート用財布を作る
など、方法はいくつもあります。
正解は、周囲が決めるものではありません。
二人が納得していることが大切です。
ただし、お金の話を避け続けると、どちらかに不満がたまります。
「男性なんだから分かるだろう」
「女性なんだから払ってもらって当然だろう」
と決めつけず、関係ができてから穏やかに話し合いましょう。
お金の価値観が合わない相手もいる
どれだけ話し合っても、お金に対する考え方が大きく違う場合があります。
- 毎回高級店へ行きたい人
- デート代はすべて男性が払うべきだと考える人
- できるだけ節約したい人
- 趣味や旅行には積極的にお金を使いたい人
- 将来のために貯蓄を優先したい人
どの考え方が正しい、間違っているということではありません。
問題は、二人の価値観が合うかどうかです。
最初から相手に合わせすぎると、本当の価値観が分からなくなります。
交際が深くなってから、
「こんなにお金を使う人だとは思わなかった」
「こんなに細かい人だとは思わなかった」
となるより、早い段階から自然な金銭感覚を見せたほうがよいでしょう。
お金の価値観は、結婚や同居を考える段階になれば、さらに重要になります。
恋愛中に話せない問題は、結婚したからといって自然に解決するとは限りません。
女性に見られているのは支払額だけではない
女性に好印象を与えようとして、支払う金額ばかり気にする必要はありません。
会計の場面では、金額以外にも人柄が表れます。
- 店員に横柄な態度を取らない
- クーポンを使うことを恥ずかしがらない
- 会計に間違いがあっても冷静に確認する
- 支払った金額を何度も口にしない
- 相手が支払う意思を見せたら感謝する
- 高い店へ行ったことを自慢しない
こうした振る舞いのほうが、その人のお金に対する品格を伝えます。
本当に余裕のある男性は、支払った金額で自分を大きく見せようとはしません。
相手に恩を着せず、店員にも相手にも気持ちよく接することができます。
まとめ|40代男性に必要なのは財力より金銭感覚
40代男性がデート代を全額奢るべきか、毎回割り勘にするべきか。
すべての男性と女性に当てはまる答えはありません。
ただし、次の考え方は大切です。
- 自分から誘った初デートでは、多めに払う
- 奢ったことへの見返りを求めない
- 高い店ではなく、相手が過ごしやすい店を選ぶ
- 見栄を張って生活水準を偽らない
- 無理なく続けられるデート予算を決める
- 交際が続いたら、二人に合う方法を話し合う
- 金銭感覚が大きく違う相手とは、将来も含めて考える
40代男性に必要なのは、際限なくお金を使える財力ではありません。
自分の生活を守りながら、相手にも気持ちよく過ごしてもらう金銭感覚です。
高い食事をごちそうすることはできても、信頼をお金で買うことはできません。
無理をせず、相手への配慮を忘れず、二人で続けられる関係をつくる。
それが、大人の恋愛におけるお金の使い方だと思います。
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